DOSLib は、Windows や DOS の環境設定やファイル操作などを AutoLISP から実行できるようにした LISP 関数群で、AutoCAD レギュラー版か、AutoCAD LT に LT/com2002 をアドインした環境で使うことができます。 AutoLISP には、AutoCAD の図面操作や図面情報の取得などを行う関数は準備されていますが、別ファイルの情報と自動的に連携したり、Windows に共通するダイアログなどの GUI (Graphical User Interface)が簡単に使えないことで、プログラムが複雑になったり実現できないことがあります。 DOSLib を取り入れることで、もともとの AutoLISP にはないこれらの LISP 関数が提供されるため、効率よくカスタマイズが行えるようになります。 なお、DOSLib の本来の開発元は Robert McNeel & Associates ですが、AutoCAD LT 版用に移植する許可を受けて開発し、掲載しています。
DOSLib は、AutoCAD レギュラー版もしくは LT/com2002 をアドインしている AutoCAD LT をお持ちのユーザーであれば、誰でも使うことのできるソフトウェアです。 特に外部ファイルと連携したコマンドを AutoLISP で作る際に役立ち、AutoCAD ユーザーに対しては操作性の向上、効率アップが見込めます。
DOSLib は、AutoCAD もしくは AutoCAD LT (LT/com2002 のアドインが必要)の機能拡張をするためのARXアプリケーションです。 また、AutoCAD のバージョンに依存しますので、レギュラー版の場合は、AutoCAD 2000 か、AutoCAD 2000i、AutoCAD 2002 ベースのいずれかのCADが別途必要です。 AutoCAD LT の場合は、LT/com2002 をアドインした場合に限り、AutoCAD LT2000 か、AutoCAD LT2000i、AutoCAD LT2002 のいずれかが別途必要になります。 上記以外の AutoCAD や AutoCAD LT のバージョンでは動作しません。
フリーソフト(無料で使えます)
ARXアプリケーション(LT/com2002 にも使えます)
当ソフトウェア単体では動作しません。下記の対応CADが必要です。
インターネットによるダウンロードのみ(CD等はありません)
ファイル操作関数群(ドライブ、フォルダ、ファイル)
DWGファイル関数群(プレビュー、バージョン取得)
DOSコマンド関数群(コマンドの実行)
システム環境関数群(コンピュータ名、時刻、キーボード)
プリンタ環境関数群(プリンタ一覧、用紙方向、カレント)
ネットワーク関数群(ホスト、IPアドレス、MACアドレス)
レジストリ関数群(取得、設定、削除)
ダイアログ関数群(各種ダイアログの表示と取得)
AutoCAD 2000、AutoCAD 2000i、AutoCAD 2002、もしくはベース製品
LT/com2002 をアドインした AutoCAD LT2000、AutoCAD LT2000i、AutoCAD LT2002
AutoCAD の動作環境に準ずる。但し、より高速に動作する環境が望ましい。
推奨する動作環境例は、下記を参考にしてください。
日本語版 Windows 98、Windows Me のいずれか
日本語版 Windows NT4.0(SP5以上)、Windows 2000、Windows XP のいずれか
Microsoft Internet Explorer 5.0 以上または Netscape Navigator 4.5 以上
AutoCAD のインストールにより、Internet Explorer 5.5 以上になります。
CPU: Pentium450MHz 以上、または同等のプロセッサ
メモリ: 64MB 以上(Windows 2000、XP は、128MB 以上)
ディスプレイ: 解像度 1024x768 64,000色 XGA ビデオディスプレイ
ディスク空容量: CAD用 130MB 以上+システムドライブ 130MB 以上
周辺機器: マイクロソフト社製マウスまたは互換機
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